BLUE NOTE の4100番台で私の好きなアルバムを上げてみる。
『BLP4101』Donald Byrd – Royal Flash
BLP4101 DONALD BYRD ROYAL FLASH
ドナルド・バード tp
ペッパー・アダムス bs
ハービー・ハンコック p
ブッチ・ウォレン b
ビリー・ヒギンズ ds
1961年ルディ・ヴァン・ゲルダー録音
『BLP4106』Jackie Mclean – Let Freedom Ring
BLP4106 JACKIE McLEAN LET FREEDOM RING
ジャッキー・マクリーン as
ウォルター・デイビスJr. p
ハービー・ルイス b
ビリー・ヒギンズ ds
1962年ルディ・ヴァン・ゲルダー録音
『BLP4109』Herbie Hancock – Takin’ Off
BLP4109 HERBIE HANCOCK TAKIN’ OFF
フレディ・ハバード tp
デクスター・ゴードン ts
ハービー・ハンコック p
ブッチ・ウォレン b
ビリー・ヒギンズ ds
1962年ルディ・ヴァン・ゲルダー録音
『BLP4110』Horace Silver – The Tokyo Blues
BLP4110 HORACE SILVER THE TOKYO BLUES
ブルー・ミッチェル tp
ジュニア・クック ts
ホレス・シルバー p
ジーン・テイラー b
ジョン・ハリスJr. ds
1962年ルディ・ヴァン・ゲルダー録音
『BLP4112』Dexter Gordon – Go!
BLP4112 DEXTER GORDON GO!
デクスター・ゴードン ts
ソニー・クラーク p
ブッチ・ウォレン b
ビリー・ヒギンズ ds
1962年ルディ・ヴァン・ゲルダー録音
『BLP4117』Jimmy Smith – Back At The Chicken Schack
BLP4117 JIMMY SMITH BACK AT THE CHICKEN SHACK
スタンリー・タレンタイン ts
ジミー・スミス org
ケニー・バレル g
ドナルド・ベイリー ds
1960年ルディ・ヴァン・ゲルダー録音
『BLP4118』Donald Byrd – Free Form
BLP4118 FREE FORM
ドナルド・バード tp
ウェイン・ショーター ts
ハービー・ハンコック p
ブッチ・ウォレン b
ビリー・ヒギンズ ds
1961年ルディ・ヴァン・ゲルダー録音
1932年生まれのドナルド・バード29歳のときのアルバムである。
これまでにジャズメッセンジャーズのメンバーにもなり、ジジ・グライス
とのコンボ結成もあり順調にここまできた感がある。
このアルバムはブルーノートで8作目である。
前作のBLP4101 ROYAL FLUSH とほぼ同じメンバーで
ペッパー・アダムス(bs)がウェイン・ショーター(ts)に変わっている。
ただ、ウェイン・ショーター加入により雰囲気はだいぶ変わる。
ウェイン・ショーターは影響力の強いミュージシャンである。
『BLP4123』Kennie Burrell – Midnight Blue
BLP4123 KENNY BURRELL MIDNIGHT BLUE
スタンリー・タレンタイン ts
ケニー・バレル g
メジャー・ホリーJr. b
ビル・イングリッシュ ds
レイ・バレット conga
1963年ルディ・ヴァン・ゲルダー録音
『BLP4124』Donald Byrd – A New Perspective
BLP4124 DONALD BYRD A NEW PERSPECTIVE
ドナルド・バード tp
ハンク・モブリー ts
ドナルド・ベスト vib
ハービー・ハンコック p
ケニー・バレル g
ブッチ・ウォレン b
レックス・ハンフリース ds
コーラス
デューク・ピアソン arr
1963年ルディ・ヴァン・ゲルダー録音
『BLP4126』Herbie Hancock – My Point Of View
BLP4126 HERBIE HANCOCK MY POINT OF VIEW
ドナルド・バード tp
グラシャン・モンカー Ⅲ
ハンク・モブリー ts
ハービー・ハンコック p
グラント・グリーン g
チャック・イスラエルス b
アンソニー・ウィリアムス ds
1963年ルディ・ヴァン・ゲルダー録音
『BLP4133』Dexter Gordon – A Swingin’ Affair
BLP4133 DEXTER GORDON A SWINGIN’ AFFAIR
デクスター・ゴードン ts
ソニー・クラーク p
ブッチ・ウォレン b
ビリー・ヒギンズ ds
1962年ルディ・ヴァン・ゲルダー録音
『BLP4137』Jackie Mclean – One Step Beyond
BLP4137 JACKIE McLEAN ONE STEP BEYOND
グラシャン・モンカーⅢ tb
ジャッキー・マクリーン as
ボビー・ハッチャーソン vib
エディ・カーン b
アンソニー・ウィリアムス ds
1963年ルディ・ヴァン・ゲルダー録音
『BLP4140』Joe Henderson – Page One
BLP4140 JOE HENDERSON PAGE ONE
ケニー・ドーハム tp
ジョー・ヘンダーソン ts
マッコイ・タイナー p
ブッチ・ウォレン b
ピート・ラロカ ds
1963年ルディ・ヴァン・ゲルダー録音
『BLP4146』Dexter Gordon – Our Man In Paris
BLP4146 DEXTER GORDON OUR MAN IN PARIS
デクスター・ゴードン ts
バッド・パウェル p
ピエール・ミシュロ b
ケニー・クラーク ds
1963年パリにて録音
『BLP4147』Hebie Hancock – Inventions And Dimensions
BLP4147 HERBIE HANCOCK INVENTIONS AND DIMENSIONS
ハービー・ハンコック p
ポール・チェンバース b
ウィリー・ボボ ds
オズワルド・マーティン per
1963年ルディ・ヴァン・ゲルダー録音
『BLP4149』Hank Mobley – No Room For Squares
BLP4149 HANK MOBLEY NO ROOM FOR SQUARES
ドナルド・バード tp
ハンク・モブリー ts
ハービー・ハンコック p
ブッチ・ウォレン b
フィリー・ジョー・ジョーンズ ds
1963年ルディ・ヴァン・ゲルダー録音
『BLP4151』Andrew Hill – Black Fire
BLP4151 ANDREW HILL BLACK FIRE
ジョー・ヘンダーソン ts
アンドリュー・ヒル p
リチャード・デイビス b
ロイ・ヘインズ ds
1963年ルディ・ヴァン・ゲルダー録音
『BLP4152』Joe Henderson – Our Thing
BLP4152 JOE HENDERSON OUR THING
ケニー・ドーハム tp
ジョー・ヘンダーソン ts
アンドリュー・ヒル p
エディ・カーン b
ピート・ラロカ ds
1963年ルディ・ヴァン・ゲルダー録音
『BLP4153』Grachan Monkur Ⅲ – Evolution
BLP4153 GRACHAN MONCUR Ⅲ EVOLUTION
リー・モーガン tp
グラシャン・モンカーⅢ tb
ジャッキー・マクリーン as
ボビー・ハッチャーソン vib
ボブ・クランショー b
アンソニー・ウィリアムス ds
1963年ルディ・ヴァン・ゲルダー録音
『BLP4157』Lee Morgan – The Sidewinder
BLP4157 THE SIDEWINDER
リー・モーガン tp
ジョー・ヘンダーソン ts
バリー・ハリス p
ボブ・クランショー b
ビリー・ヒギンズ ds
1963年ルディ・ヴァン・ゲルダー録音
リー・モーガンのヒット作としてあまりにも有名なアルバム。
ジャズファン以外にも広く知られた名曲
アルバムタイトルの『サイドワインダー』はリー・モーガンの
作曲になるものであるが、
全5曲すべてがリー・モーガンのオリジナルである。
ところで、レコードを紹介している当サイトでは見逃してはならない
ものとしてジャケットやレコードラベル等の誤記がある。
うれしい?ことにこのアルバムのジャケットには誤記がある。
ジャケット表面に大きく
THE SIDEWINDER と LEE MORGAN の間に他のメンバーの名前が
並んでいる。(4人)
その中の一人ベースのボブ・クランショーのスペルが間違っている。
BOB CRANSHAW とあるべきが BOB CRENSHAW となっている。
ジャケットの写真ではっきりわかる。
日本語で書けば
ボブ・クランショーがボブ・クレンショーになっている。
これがオリジナルのレコードであったが
その後の再発盤では修正されているはずである。
タイトル曲の『サイドワインダー』は
ボブ・クランショーのベースのイントロから
ビリー・ヒギンズの
軽快なドラムとバリー・ハリスのピアノから始まり
リー・モーガンとジョー・ヘンダーソンがテーマを始める。
それから各ソロが始まるがどのソロもなんか
単純明快でとてもわかりやすく憶えやすい感じで
難しいテクニックなどぜんぜん使ってないように見える。
(本当は難しいことをやっているかもしれないが素人の私には
わからない)
ジョー・ヘンダーソンはブルーノートの中の名盤によく
出てくるサイドマンである。
たとえばホレス・シルバーの『ソングフォーマイファーザー』など。
バリーハリスはどちらかといえばもっと地味なタイプのピアノが
持ち味である。
このレコードはこの曲『サイドワインダー』以外も秀作揃いである。
『サイドワインダー』の次の曲『トーテムポール』なども
リー・モーガンの乗りがじつによい。
このときリー・モーガンは26歳のバリバリの若手として
各方面から引っ張りだこだったが、
マイペースのリー・モーガンは着々とリーダーアルバムを増やしていく。
『BLP4160』Andrew Hill – Smokestack
BLP4160 ANDREW HILL SMOKESTACK
アンドリュー・ヒル p
リチャード・デイビス b
エディ・カーン b
ロイ・ヘインズ ds
1963年ルディ・ヴァン・ゲルダー録音
『BLP4163』Eric Dolphy – Out To Lunch!
BLP4163 ERIC DOLPHY OUT TO LUNCH
フレディ・ハバード tp
エリック・ドルフィー as,basscl,fl
ボビー・ハッチャーソン vib
リチャード・デイビス b
アンソニー・ウィリアムス ds
1964年ルディ・ヴァン・ゲルダー録音
『BLP4165』Jackie Mclean – Destination…Out!
BLP4165 JACKIE McLEAN DESTINATION…OUT!
グラシャン・モンカーⅢ tb
ジャッキー・マクリーン as
ボビー・ハッチャーソン vib
ラリー・リドレー b
ロイ・ヘインズ ds
1963年ルディ・ヴァン・ゲルダー録音
『BLP4166』Joe Henderson – In ‘N Out
BLP4166 JOE HENDERSON IN ‘N OUT
ケニー・ドーハム tp
ジョー・ヘンダーソン ts
マッコイ・タイナー p
リチャード・デイビス b
エルビン・ジョーンズ ds
1964年ルディ・ヴァン・ゲルダー録音
『BLP4167』Andrew Hil – Point Of Departure
BLP4167 ANDREW HILL POINT OF DEPARTURE
ケニー・ドーハム tp
エリック・ドルフィー as,basscl,fl
ジョー・ヘンダーソン ts
アンドリュー・ヒル p
リチャード・デイビス b
アンソニー・ウィリアムス ds
1964年ルディ・ヴァン・ゲルダー録音
『BLP4168』Freddie Roach – Brown Sugar
BLP4168 FREDDIE ROACH BROWN SUGAR
ジョー・ヘンダーソン ts
フレディ・ローチ org
エディ・ライト g
クラレンス・ジョンストン ds
1964年ルディ・ヴァン・ゲルダー録音
『BLP4169』Lee Morga – Search For The New Land
BLP4169 LEE MORGAN SEARCH FOR NEW LAND
リー・モーガン tp
ウェイン・ショーター ts
ハービー・ハンコック p
グラント・グリーン g
レジー・ワークマン b
ビリー・ヒギンズ ds
1964年ルディ・ヴァン・ゲルダー録音
『BLP4172』Freddie Hubbard – Breaking Point
BLP4172 FREDDIE HUBBARD BREAKING POINT
フレディ・ハバード tp
ジェームス・スポールディング as,fl
ロニー・マシュース p
エディ・カーン b
ジョー・チェンバース ds
1964年ルディ・ヴァン・ゲルダー録音
『BLP4173』Wayne Shorter – Night Dreamer
BLP4173 WAYNE SHORTER NIGHT DREAMER
リー・モーガン tp
ウェイン・ショーター ts
マッコイ・タイナー p
レジー・ワークマン b
エルビン・ジョーンズ ds
1964年ルディ・ヴァン・ゲルダー録音
『BLP4175』Herbie Hancock – Empyrean Isles
BLP4175 HERBIE HANCOCK EMPYREAN ISLES
フレディ・ハバード tp
ハービー・ハンコック p
ロン・カーター b
アンソニー・ウィリアムス ds
1964年ルディ・ヴァン・ゲルダー録音
『BLP4176』Dexter Gordon – One Flight Up
BLP4176 DEXTER GORDON ONE FLIGHT UP
ドナルド・バード tp
デクスター・ゴードン ts
ケニー・ドリューp
ニールス・ヘニングス・エルステッド・ペデルセン b
アート・テイラー ds
1964年パリにて録音
『BLP4177』Grachan Monkur Ⅲ – Some Other Stuff
BLP4177 GRACHAN MONCUR Ⅲ SOME OTHER STUFF
グラシャン・モンカーⅢ tb
ウェイン・ショーター ts
ハービー・ハンコック p
セシル・マクビー b
アンソニー・ウィリアムス ds
1964年ルディ・ヴァン・ゲルダー録音
『BLP4178』Blue Mitchell – The Thing To Do
BLP4178 BLUE MITCHELL THE THING TO DO
ブルー・ミッチェル tp
ジュニア・クック ts
チック・コリア p
ジーン・テイラー b
アル・フォスター ds
1964年ルディ・ヴァン・ゲルダー録音
『BLP4179』Jackie Mclean – It’s Time!
BLP4179 JACKIE McLEAN IT’S TIME
チャールス・トリバー tp
ジャッキー・マクリーン as
ハービー・ハンコック p
セシル・マクビー b
ロイ・ヘインズ ds
1964年ルディ・ヴァン・ゲルダー録音
『BLP4180』ANthony Williams – Life Time
BLP4180 ANTHONY WILLIAMS LIFE TIME
サム・リバース ts
ゲイリー・ピーコック b
リチャード・デイビス b
アンソニー・ウィリアムス ds
1964年ルディ・ヴァン・ゲルダー録音
『BLP4181』Kenny Dorham – Trompeta Toccata
BLP4181 KENNY DORHAM TROMPETA TOCCATA
ケニー・ドーハム tp
ジョー・ヘンダーソン ts
トミー・フラナガン p
リチャード・デイビス b
アルバート・ヒース ds
1964年ルディ・ヴァン・ゲルダー録音
『BLP4182』Wayne Shorter – Juju
BLP4182 WAYNE SHORTER JUJU
ウェイン・ショーター ts
マッコイ・タイナーp
レジー・ワークマン b
エルビン・ジョーンズ ds
1964年ルディ・ヴァン・ゲルダー録音
『BLP4185』Horace Silver – Song For My Father
アルバムタイトル曲『Song For My Father』はジャズファン以外にも知られたヒット曲となった。
ところでこれはホレス・シルバークインテットで演奏されているが、
管楽器はトランペットとテナーサックスの2管編成で有名なテーマ部分から入っていく。
そしてソロはホレス・シルバーのピアノ、ジョー・ヘンダーソンのテナーサックスの順に
移っていくが、カーメル・ジョーンズのトランペットのソロはない。
これが私には不思議に思える。無理やりカットしたようではないので、
もともとソロはホレス・シルバーとジョー・ヘンダーソンだけだった。
カーメル・ジョーンズは1965年にPRESTIGEよりリーダーアルバム
『Jay Hawk Talk』を出しており、この『Song For My Father』と同様
ルディ・ヴァン・ゲルダーによるレコーディングである。
私はカーメル・ジョーンズがお気に入りなのでここで彼のソロがないのが
ひじょうに残念である。
とはいえ、私の大好きなアルバムのうちの1枚である。
ジャケットの男の人はもちろんホレス・シルバーのお父さんでしょう。
『BLP4186』Hank Mobley – The Turnaround!
BLP4186 HANK MOBLEY THE TURNAROUND!
ドナルド・バード tp
ハンク・モブリー ts
ハービー・ハンコック p
ブッチ・ウォレン b
フィリー・ジョー・ジョーンズ ds
1963年ルディ・ヴァン・ゲルダー録音
『BLP4189』Joe Henderson – Inner Urge
BLP4189 JOE HENDERSON INNER URGE
ジョー・ヘンダーソン ts
マッコイ・タイナー p
ボブ・クランショー b
エルビン・ジョーンズ ds
1964年ルディ・ヴァン・ゲルダー録音
『BLP4191』Duke Pearson – Wahoo!
BLP4191 DUKE PEARSON WAHOO!
ドナルド・バード tp
ジェームス・スポールディング as
ジョー・ヘンダーソン ts
デューク・ピアソン p
ボブ・クランショー b
ミッキー・ローカー ds
1964年ルディ・ヴァン・ゲルダー録音
デューク・ピアソンの『Wahoo!』がレコーディングされた1964年は
コルトレーンがあの衝撃作『A Love Supreme』もレコーディングされた年である。
別に比べる必要は何もないが、私個人的には同時に聴きだしたので
ついつい思い出してしまう。内容的にもかなり違う。
ところでこれは管楽器奏者が3人のセクステットである。
タイトル曲の『Wahoo!』のソロの順番は
デューク・ピアソンのピアノ、
ジェームス・スポールディングのフルート、
ドナルド・バードのトランペット、
ジョー・ヘンダーソンのテナーサックス
となっている。
ミッキー・ローカーのドラムスもゆったりとした中に
独特のリズム感があり、全体をまとめている。
あまり注目されることがないレコードであるが、私はよく
聴きこんだものである。
『BLP4194』Wayne Shorter – Speak No Evil
BLP4194 WAYNE SHORTER SPEAK NO EVIL!
フレディ・ハバード tp
ウェイン・ショーター ts
ハービー・ハンコック p
ロン・カーター b
エルビン・ジョーンズ ds
1964年ルディ・ヴァン・ゲルダー録音
『BLP4195』Herbie Hancock – Maiden Voyage
BLP4195 HERBIE HANCOCK MAIDEN VOYAGE
フレディ・ハバード tp
ジョージ・コールマン ts
ハービー・ハンコック p
ロン・カーター b
アンソニー・ウィリアムス ds
1965年ルディ・ヴァン・ゲルダー録音
『Maiden Voyage』はBlue Note での前回作『Empyrean Isles』のメンバーに
さらにテナーサックスのジョージ・コールマンを加えたクインテットになっている。
マイルス・デイビスクインテットのトランペットをフレディー・ハバードに
変えただけであるが、コンボの雰囲気はまるで違う。
当然のことながらハービー・ハンコック風になっている。
当初私はこのアルバムタイトルなどから勘違いして
これがハービー・ハンコックの処女アルバムだと思っていた。
フレディー・ハバードのちょっと荒々しいトランペット、
アンソニー・ウィリアムスの奔放なドラムなど、なんか
ひじょうに新鮮な感じを受けたのである。
アルバムタイトルの『Maiden Voyage』は翌年の
ボビー・ハッチャーソンの名作『Happenings』のB面の初頭を飾ることになる。
以後、ジャズのスタンダードとなり、詩をつけてボーカルにもなっている。
『BLP4196』Freddie Hubbard – Blue Spirits
BLP4196 FREDDIE HUBBARD BLUE SPIRITS
フレディ・ハバード tp
キアネ・ザワジ eu
ジェームス・スポールディング as
ジョー・ヘンダーソン ts
ハンク・モブリー ts
ハロルド・メイバーン p
マッコイ・タイナー p
ラリー・リドレー b
ボブ・クランショー b
クリフォード・ジャービス ds
ピート・ラロカ ds
ビッグ・ブラック con
1965年ルディ・ヴァン・ゲルダー録音
『BLP4199』Lee Morgan – The Rumproller
BLP4199 LEE MORGAN THE RUMPROLLER
リー・モーガン tp
ジョー・ヘンダーソン ts
ロニー・マシュース p
ビクター・スプロールス b
ビリー・ヒギンズ ds
1965年ルディ・ヴァン・ゲルダー録音